オンライン個別指導ってどんな授業なの？現役塾講師が教えます！！

色々な学習塾でオンライン授業やオンライン個別指導を行いますといったことを耳にするようになったと思います。

でも、実際どんな授業をするの？

とイメージがわきにくい保護者の方も多いと思います。

今回は、現役講師で、オンラインによる個別指導も10年以上やっている私が解説していきたいと思います。

これを読んでいいただけるとオンライン個別指導の流れがある程度分かってもらえると思います。

この記事の目次

１．オンライン個別指導で使われるアプリは何？

２．オンライン個別指導で使用される道具

３．オンライン個別指導の授業の流れ

４．Youtubeでわかるオンライン個別指導

１．オンライン個別指導で使われるアプリは何？

オンライン個別指導が始まったときによく使われたのはスカイプでした。しかし今は、スカイプはあまり使われなくなりました。

現在、学習塾などオンライン授業やオンライン個別指導で使用されるアプリやシステムは大きく2つに分かれます。1つ目は既存のWEB会議システムを利用するパターンです。2つ目は、独自のアプリケーションを開発し、そのアプリやソフトをサービス利用者に使ってもらうという方法です。

1つ目の既存のアプリでは、ZOOM、マイクロソフトのTeamsがほとんどといっていい状況です。たまにLINEで指導しますという塾を見ることがあるくらいです。Teamsは主に学校で使用している印象が強いアプリです。一般的には、会社のリモートワークなどでも使用されアプリも簡単に入手できるZOOMの利用が多いと思われます。

2つ目の独自アプリですが、これは各塾が独自にアプリを作っています。あまり小規模の学習塾が独自アプリを作ることは少ないため、全国展開しているような大手学習塾が独自アプリを開発していることが多いのではないかと思います。

基本的には、

ビデオ通話ができる

ホワイトボードによる板書ができる

教材の共有ができる

といった機能があることがポイントです。

２．オンライン個別指導で使用される道具

オンライン授業やオンライン個別指導で使う道具に関してですが、生徒側と先生側で用意すべきものが少し変わります。

生徒側はインターネットと端末(PC、タブレット、スマホ)と家の状況によってヘッドセットがあれば授業を受けることができます。

先生側は、上記に合わせ、教材を見せるために専用の書画カメラを用意したり、物理的に板書するためのホワイトボードを用意することが多いです。

このあたりは、塾によってまちまちで、板書はほとんどせずに口答で済ましてしまい、実際生徒側はよくわかっていなかったということもあるようです。

オンライン個別指導の塾を選ぶ場合、先生側がどのような指導環境を整えているかという点は実はかなり重要だと思っています。

この点は選ぶ際に塾や先生に聞いてみるのもいいと思います。

３．オンライン個別指導の授業の流れ

では実際の授業の流れについてお話していきたいと思います。

オンライン個別指導では、現状1対1と1対2どちらもできるのか1対1しかできないと謳っている塾の2パターンかと思います。

基本的に、教材や、教材を見せる手段を有している塾では、教室で受ける授業と同じ感覚でオンラインでも授業を進めることができます。

まずは、1対1の授業を例に説明していきたいと思います。

１．宿題のチェック

お互い同じ教材を持っている場合は、口頭で生徒に答えさせることが多いと思います。数学や理科のように問題を解くプロセスをチェックする場合は、生徒側にノートやプリントの写真をあらかじめ撮ってもらい、生徒側から画像を共有する形で、先生がチェックします。

２．小テスト

教室での授業では、プリントなどで小テストをしますが、オンラインでは口頭でのチェックやアプリの共有ホワイトボードでテストをすることができます。ただし共有ホワイトボードは端末により小さかったり、手書きが難しかったりするため、工夫が必要になります。この工夫が塾や講師の力量に左右されてしまいます。

３．新出事項、質問事項の解説

先生からの解説になります。この解説に関しては、同じ教材を持っている場合は、口頭で説明して終わる先生も多いようです。力量がある先生だと、ホワイトボードで板書を示したり、あらかじめ用意しておいたパワーポイントで解説する先生もいます。この板書に関しては、講師側のカメラなどのツールや先生の力量によって差が出てくる点です。

このように、一般的な授業の流れは、オンラインの個別指導でも押さえることができます。ただし、経験や力量、設備が不十分な場合、教室での授業と比べ、内容が極端に落ちた指導になる可能性もある点が注意すべき点でしょう。

Youtubeを普段から見ている方や仕事でパワーポイントでのプレゼンをされたり見たりする経験がある方ならおわかりと思いますが、オンラインである利点を活かし、パワーポイントなどで視覚的に説明できる。準備さえすれば、オンラインの方がやりやすいというのは教室での授業に比べ勝っている点とも言えます。