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心理学×反転授業!ビリギャルで有名な坪田塾のオンライン個別指導を分析

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心理学×反転授業!ビリギャルで有名な坪田塾のオンライン個別指導を分析

当サイトではオンライン個別指導を世の中にもっと広げて地域間の教育格差をなくしたいという思いもあり、オンライン個別指導とは何?といったことから始まり色々な記事を書いてきました。

この記事では実際オンライン個別指導を行っている塾さんを紹介していきたいなと思います。同業者の視点からポイントを説明していきたいと思います。今回は「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」、通称ビリギャルで一躍有名になった坪田塾です。ビリギャルは2015年に映画化もされた作品ですが、実際の塾でのお話が基本的な柱になっています。

私自身も坪田先生の講演会に行ったこともあり、親近感がある塾さんの一つです。では、坪田塾のオンライン個別指導のポイントを説明していきたいと思います。

ちなみに坪田塾のオンライン個別指導は「坪田塾のオンライン校」という名称になります。

坪田塾の指導のポイント

1.9つの性格タイプに合わせた心理学を用いたアプローチ

2.「反転学習」による効率の良い学習効果

3.勉強のやり方を身につける「教えない、支える始動」

4.教科を横断したチームサポート体制

5.サボりを防ぐ対話型1対1によるオンライン個別指導

1.9つの性格タイプに合わせた心理学を用いたアプローチ

坪田先生は心理学系が専門分野だそうです。私も講演会に行った際には、心理学系のアプローチに関していくつか教えていただきました。例えば、生徒さんに紙に「四角形の上に三角形を書いてください」と指示して図を書いてもらいます。その四角形と三角形の図の組み合わせや大きさ、どこに書くかといったことからも多くの情報がわかります。私の生徒懇談や保護者懇談の際によく使いますが、かなりの精度で生徒さんの性格を当てることができるようになってきました。

このように坪田塾では、心理学的なアプローチから生徒さんを9つのタイプに分け、それぞれに合った指導アプローチができるように、講師全員をトレーニングしているそうです。私も指導している立場ですが、個別指導の強みは、生徒さん一人一人に合わせた指導ができること。それを先生の経験による勘ではなく、科学的根拠のある心理学的なアプローチを用いるというのはすごく説得力があると思います。

 

2.「反転学習」による効率の良い学習効果

次に私もこのブログでかなり推している「反転学習」を用いて効率の良い学習を行っていることです。反転学習とは授業で知識のインプットを行い、授業外で問題演習をするといった従来の指導スタイルとは違い、知識のインプットは自宅で済ませ、授業では、問題の演習を通したアウトプットを中心に行うことで知識の運用力を高めるといった指導スタイルです。

現代の教育で求められるアクティブラーニングにも通じるものです。坪田塾では、この反転学習の手法を取り入れ、単に問題を解かせて終わりではなく、先生がきちんと分かっているのかを確かめるように対話型でどんどん質問をしていくことで理解度をチェックしていく手法を取っています。

しかも先ほどの心理的アプローチによりその子に合った声かけの仕方で進めるのですから、良いシナジー効果が期待できます。

 

3.勉強のやり方を身につける「教えない、支える始動」

教えない塾というのは関東地方で有名になり、今や全国に広がっている「武田塾」というイメージですが、坪田塾も成績を上げるベースは、自身で学ぶための方法をしっかりと教えていくことです。ビリギャルの映画でも、数学が苦手な主人公に小学生からさかのぼって計算のドリルをやらせたりしていましたよね?これも講演会でお聞きしましたが、坪田塾では昔から辞書の引き方から丁寧に指導し、自分で勉強できるベースづくりをしていくことに力を入れているようでした。こうしたベースを作りつつ、効率よく問題の解法を教えていくことで、先生がいなくても自分で勉強していくスタイルが確立していくことがポイントです。

これも反転授業の箇所で説明しているように、インプットを自分でやらせるというところともうまく絡んでいる考え方だなと思います。

 

4.教科を横断したチームサポート体制

坪田塾の特徴は個別指導をしながらも講師同士が連携して生徒をチームでサポートするという体制があることです。各教科担当の先生同士が情報を共有し、一人の生徒をみていくというのは実は難しいです。特に一般的な個別指導では、学生の講師の割合が多い教室がほとんどです。自身の強化に対してはプロ講師に匹敵する指導力を持つ学生講師は全国にたくさんいると思いますが、強化を横断して管理するのは、講師一人の力では意外と難しく、そこをしっかりと結びつける教室の管理者がいなければうまくいかないです。坪田塾は、正社員講師や教室ごとの校長も実際に指導に当たるそうなのでこうしたチームサポートのための橋渡しがスムーズにいく土台や教室の風土があるようです。こうした文化をオンライン個別指導時にもいかせているという点もポイントでしょう。

 

5.サボりを防ぐ対話型1対1によるオンライン個別指導

坪田塾のオンライン個別指導は基本的に1対1指導。ホームページを拝見している限り特別独自のシステムなどを使っているわけではなさそうです。オンライン個別指導をはじめオンライン授業の最大の敵は「サボり」です。坪田塾ではこのサボり対策として講師側が「わからない」を放置せずに生徒にどんどん質問をしていくという指導スタイルを取っていきます。生徒に解き方を答えさせたり、単元のポイントを質問し答えてもらったりこうした生徒側に常に答えてもらうという作業をどんどんさせることで、サボれない状況を作っていくというめちゃくちゃシンプルな解決方法で対応しています。

 

以上のように坪田塾の特徴や一押しのポイントを5つほどに絞って分析解説してきました。基本的に現場で指導している私からしても、今の教育の指導方法の中でも効果の高い「反転学習」などの手法を用いており、それと関連付けた学習、指導手法を組み合わせている点が同業者から見ても流石…と思います。

坪田塾は映画が公開された当時は、教室がいっぱいになり塾に通うため関東方面から新幹線で来る生徒がいたり、問い合わせがあってもお断りしないといけないくらい生徒さんが常に満席状態だったそうです。その坪田塾の指導を全国どこにいてもオンライン個別指導として受けることができる…いい時代になりましたね…

 

ここまでの説明でちょっと「坪田塾」気になってきたと思われたあなた…是非、無料学習相談の参加をおすすめします。坪田塾では指導メソッドと説明会で無料で公開しています。私も講演会に参加しましたが、かなり有益な情報を坪田先生は惜しげもなくお話ししてくれましたので、坪田塾として良いことは広げていくべきという文化があるのではないかと思います。

実際に、坪田塾で勉強したいかどうかはお子さん次第ですが、説明会で何か良い情報は手に入れることができるのではないかなと思います。

気になった方は以下のリンクから覗いてみてください