今からでもできる!オンライン個別指導で効果を上げる簡単な3つの方法
オンライン個別指導に関していくつかの記事に分けてその特徴やメリット、デメリット、どんな生徒さんのタイプに合いやすいかなどを解説してきました。実際にオンラインで個別指導を受けている生徒さんやこれから検討している生徒さんでもっと、授業を効率的に受けて成績を上げたいと考えている方に役に立ちそうなお話を今回はしていきたいと思います。
オンライン個別指導に限らず、集団指導、少人数指導、個別指導、公文のような寺子屋式指導や巡回指導など先生が勉強を教えるスタイルには、いろいろなタイプがあります。どの指導スタイルも完璧を言えるものはなく、受講する生徒さんのタイプや指導する側の先生の指導スキルなどによっても成果の差や受けた際の感触も違いが出ます。
ここでは、オンライン個別指導をより効果が上がるものにするためのポイントをいくつか紹介したいと思います。
1.学習をサポートするサービスを組み合わせる
A.映像授業
B.自習室サービス
C.質問対応サービス
2.学習環境を整える
3.Zoomなどの使用に関するコツを押さえる
1.学習をサポートするサービスを組み合わせる
オンライン個別指導は、一般的に教室で行われる個別指導と比べ、サービス面で不利な面もあります。オンライン授業だから悪いというわけではないのですが、一般的に個別指導の弱点でもある(経済的な面も含め)学習時間を多くとりにくいため、網羅的な学習がしにくく、すべての科目をカバーしようと思うと膨大なコマが必要になることです。この点は、学校のような集団塾スタイルが勝っています。
また、自宅で学習することが大前提のため、学習塾にはほとんどある自習室や自習ブースがないことです。自宅の学習机があると言えばあるのですが、一般的に自宅の部屋は勉強もできますが、趣味に関するものや寝る場所も一体化していることが多いため、勉強だけできるスペースという面では劣ります。
さらに、自宅で勉強しているが故に質問をしたいときに気軽に質問が出来ないという点も問題点として挙げられます。こちらも学習塾で自習している場合と比べるとデメリットでしょう。
こうしたデメリットを解決するためにオンライン個別指導そのものの授業に加え、他のサービスを加え弱い点を保管していくという考え方です。
A.映像授業
オンライン個別指導は教室で行われる個別指導と同様に集団塾と比べ、授業コマ数を取るのが大変です。その理由として集団塾に比べると1授業当たりの授業料が高いこともあげられます。教室で行っている個別指導であれば、その足りない分は、プリント学習をさせたり、フォローすることもできるのですが、オンライン個別指導の場合、そういったことが難しいケースがほとんどです。そこでお勧めするのが映像授業の活用です。
映像授業とは、Youtubeのような動画で学習内容がまとめられたサービスです。一番有名なサービスとしては、リクルートのスタディサプリがあります。こうしたサービスは、指導する講師は、予備校の講師であることが多く、ある一定以上の質があり、Youtubeと比べると指導内容の網羅性が高いこともメリットです。こうしたサービスを併用することでインプットはまず映像授業で学習し、個別指導であるオンライン個別指導の授業では、先生から各問題に対しての細かな指導し、知識の活用ができるようにしてもらう。そして復習として再度映像授業をみて知識の整理と定着を図るといったような反転授業に近い学習もできるといったメリットがあります。
こうした活用をすることで、カリキュラムを自分で考えるといった苦労も軽減され、勉強法が確立しやすいというメリットも生まれます。
B.自習室サービス
オンライン個別指導では自宅での授業のため、学習塾のように自習をする場所を確保するのが困難です。自宅でも特に問題なく学習できる子は問題ないですが、家だと授業はまだしも一人で勉強なんてできないという人は工夫が必要になります。そこで紹介したいのが、自習室サービスです。自習室サービスには主に図書館のように物理的に場所を借りて勉強するタイプとZoomなどを用いてオンライン上で行うものがあります。図書館のように勉強しかできない場所に行く、学生や社会人の人が勉強している雰囲気の中で自分も頑張らないとと自覚することが出来ます。オンライン上のサービスは、お互いに見ているという緊張感を利用し、自宅からであっても図書館の自習室のような程よいプレッシャーを自分に課すことが出来るという点がポイントです。オンラインのサービスは、基本的に同じような年代の生徒が集まるようにしているため、会話をすることはないものの緩やかな連帯感を持って取り組めることもある点もポイントです。
学習塾の自習室は、友だち同士で利用することもあり、完全な静寂した環境であるかというとその管理している塾次第となります。こうしたサービスの方が静かに集中できる可能性は高いと言えます。
C.質問対応サービス
学習塾と比べオンライン個別指導で困る点は質問がすぐに出来ない点でしょう。学校で先生方に質問を比較的すぐできる子はいいのですが、多くの生徒は、自分から学校の先生に声をかけるのを嫌がることが多いと思います。塾の先生のように年齢が近かったり、話しやすい大人がいないと困る子もいるでしょう。今ではオンライン上で質問にリアルタイムで答えてくれるサービスも始まっています。こうしたサービスを併用すると塾でなくても質問できる環境は整えることが出来ます。
2.学習環境を整える
オンライン個別指導で学習成果を上げたり効率を上げるためには、学習環境を整えることも大切です。わかりやすいのはスマホではなく、もう少し画面の大きなタブレットできればパソコンで受けるなどです。板書が見えなかったらさすがに学習能率は下がりますのでこうした改善は実際に効果が変わってきます。
また、インターネット回線を速いものにしたり、学習机を面積に広いものにするといったことも学習能率を上げるうえで効果的です。利用する端末を増やしたり、書画カメラを利用するなども同様に学習環境を整えるうえでは効果的です。
3.Zoomなどの使用に関するコツを押さえる
授業能率を上げるうえでは、生徒側でもZoomの使い方に慣れておくことも大切です。先生に見せる教材はあらかじめ写真に撮っておく。その写真を共有する方法を確認しておく。こういった使用感を押さえておくこともポイントです。また、授業を受ける時は、必ず顔は見せれるようにすることも大切です。恥ずかしくてビデオを切る子も多いのですが、顔は映るようにしておくことで先生も表情などから理解度や様子を判断しやすくなるため、ビデオはオンにしておきましょう。さらに、Zoomはカメラを複数使用することもできます。可能であれば書画カメラも活用し、先生に手元を見せることが出来るようにするとなおいいでしょう。
このように今回ご紹介したことを実行していくことでオンラインでの授業の質を上げたり、授業の補完をすることでより学習効率を上げることができ、成績アップの近道になるでしょう。是非参考にしてみてください。