京大、阪大、神大など国公立大学合格者に聞いた常に心がけた4つ勉強法と戦略
今回は、取材協力をさせていただいた塾さんで聞いたお話しです。
関西にある塾さんで2020年から2022年に卒業された生徒さんのうち、京大、阪大、神大、神戸市外大、徳島大など国公立大学に現役合格された卒業生10名にお話しさせてもらいました。
その合格体験談の中からこれは、読者の皆さんにも役立つ意見をまとめお話しさせてもらおうと思います。
1.自分を支えてくれる先生の存在
2.自分が受ける大学よりもワンランク上のものを日常的に取り組む
3.1つの問題から派生させる形で知識を増やす
4.映像授業の活用
1.自分を支えてくれる先生の存在が大きかった
塾で学ばれた学生さんから聞いたので100%この話題が出てきました。勉強に関して解説やアドバイスはもちろんですが、多くの学生さんから話が出たのは、模試などで成績が振るわないときや学校の友達からの情報で不安なときなど、自分の今のやり方で正しいんだと背中を押してもらえたのが安心感につながり心強かったというものです。
塾には、自分が志望する先輩にあたる先生もいるでしょうし、多くの合格者を輩出してきたベテランの講師やその道のプロの講師もいます。そう言った先生たちに自分のわからないことや悩みをとことん聞くことができる環境があったというのが成功につながったという点です。
受験をするうえでこうした自分が信頼できる先生や先輩を見つけるというのは戦略的にもとても大きいでしょう。
2.自分が受ける大学よりもワンランク上のものを日常的に取り組んだ
この意見も多く出てきました。具体的には神大を受験する予定でけど、阪大の問題などやったとかですね。これは、自分が想定するよりも難しいケースで準備しておき、本番で多少想定外なことが起きても対応できるとするものです。
個人的には、問題の技術的な面よりも「志望校以上のことを頑張ってきた」という心理的な面で効果があったのではと思います。
目標もぎりぎりのところに置くとどうしても目減りしてしまうことも多いのである程度、理にかなっていると思います。ただ難しいのは、それができるだけの計画、前倒しできる実行力が必要になることですね。
3.一つの問題から派生するような形で知識を増やす
これは、英語の勉強などに多かったです。一つの知識をただ覚えるのではなく、そこに関連することも併せて理解するというものですが、英語の単語の勉強で言うと接頭語や接尾語、グループで単語を覚えるといった勉強法ですね。
こうすることで知識がより深まり、思い出す時も色々なものに関連して思い出せるルートが広がるため要領を得るまでは大変かもしれませんが、慣れるととても効率的な勉強法です。
また、社会科や理科などでも原因と結果を紐づけたり、似たような関連項目をセットにしたりと活用の幅が多い勉強の仕方となります。
4.映像授業の活用
これも今っぽい勉強法ですね。ネットなどを利用した映像授業で苦手なところを何度も繰り返し勉強する。予習復習に映像授業でポイントをおさえる。実戦的なところは、塾で先生に聞くなど役割を工夫して道具として映像授業を使っていたという意見が多くありました。使ているサービスで多かったのは、スタディサプリと学びエイドが多かったです。
映像授業の利点は、「どこでも」、「いつでも」、「何度でも」、「自分のペースで」勉強に取り組めることです。勉強は基本的に反復が大切です。気軽に何度も取り組める仕組みがあることはとても重要です。また、映像授業では、Youtubeなどでもありますが倍速設定ができるものがほとんどです。1.2倍や1.5倍で聞いていくことで本来の学習時間が短縮できることや速い速度になれることで脳の刺激にもなる点も利点と言えるのではないでしょうか。
映像授業とオンライン塾のハイブリットなサービスを展開しているZ会グループのディアロオンラインなどもありますね。
以上4点を簡単にまとめさせていただきました。受験生の読者の皆さん参考になりましたでしょうか?
現役阪大生のAさんに聞く学生時代の勉強法!!
小学生から高3まで通いその後も講師として活躍中!!
Q.Aさんはいつから塾で勉強していたのですか?
私は小学校4年生の時に親のすすめで塾通いをすることになりました。中学受験をえて、高校3年生まで塾に通い続け無事に京都大学に合格し、大学入学後には講師として、お世話になったこの塾に戻って講師をしています。
Q. Aさんの学生時代の勉強法を教えてください
私が生徒だった頃に心がけていたことですけど、まず「自分は今何ができていないのかについて自覚する」ことです。私のまわりで好成績をおさめていた人を見みると、みんな自分の弱点に向き合うことができていた人たちでした。弱点に向き合うことはかなりしんどいことだと思います。ですが、彼らは、単に苦手だと思うだけではなく、「この問題のこういうところが理解できていなかったから、わからなかったんだ」といったようにしっかりと自分を分析できる人でした。そういう人は、これからどこにアプローチすれば自分の弱点を克服できるのか把握しているので、効率的に対策して力をつけていたように思います。私も塾の先生と一緒に自分をしっかりと分析して何が足りないのかをしっかりと見つめ、苦手なことを徹底的につぶすことを心がけていました。どんなに優秀に見える人であっても、何らかの弱点を持っています。だから弱点があることは全く悪いことではないんです。重要なのは、自分の弱点について、はっきりさせることです。つまり弱点を無視せず、ありのままの自分を受け入れましょう。自分の弱点を知ろうとしてみてください。自分一人では何が弱いのかわからないときは、私のようにあなたの通っている塾の先生や学校の先生、ご両親に聞いてみてください。あなたの弱点について、一緒に、丁寧に確認してくれるはずです。何が弱点なのか分かってしまえば、あとはそこを徹底的に対策すればいいだけです!弱点を克服することで自信が生まれ、問題にも前向きに取り組むことができます。
以前東大生をはじめとした関東の難関大学生とお話ししたことをまとめた記事も参考にしてください。