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オンライン個別指導で大学受験は大丈夫?大学受験を勝ち抜いたケースを紹介

オンライン個別指導で大学受験は大丈夫?大学受験を勝ち抜いたケースを紹介

現役塾講師でオンラインでの個別指導も10年以上しているTOMOと言います。オンライン個別指導の受講のご相談でも多いのが、オンライン個別指導で大学合格できるの?という質問です。
今回はいくつかのパターンにわけて実際の教え子のケースをご紹介します。

この記事の目次

1.内部進学で志望学部に合格したA君
2.指定校推薦で合格したBさん
3.一般入試で早慶ダブル合格したC君

1.内部進学で志望学部に合格したA君

関西学院中学部→関西学院高等部→関西学院大学
A君はサッカー好きな男子。中学から思う存分サッカーをしたいと思って中学受験を決意。大学も関西では難関でサッカーも高校でも大学でも強豪校の関学に挑戦し見事合格。塾には高校生になってから通い出しました。自宅は神戸の山手で学校は西宮市通学だけでも片道1時間以上かかり、最寄りの塾も30分くらいかかる。そんな状況で塾通いから遠のき、成績も平均を下回るくらいにズルズル後退してしまっていました。A君は、クラブ活動も優先したかったので、オンラインでの個別指導を希望していました。関西学院の内部推薦の基準として英検を2級レベルに引き上げる必要がありましたが、こちらは本人がもともと英語が得意だったため特別問題はありませんでした。学校の定期試験対策をオンライン授業で集中して取り組む形で授業を進めていきました。関西学院中学部も高等部も基本的には、学校で学習したことをベースに定期試験が作問されます。国立大学を目指す進学校の定期テストなどに比べるとポイントを絞った指導がしやすい学校の一つと言えます。基本的には、Aくんの苦手な理系科目を授業では取り組んでいました。学校の問題集をZoomの共有機能でA君から先生にアップしてもらい、先生がそこを細かく解説し、先生が類題を提示して練習していくというスタイルです。全体的には、予習型になるようにカリキュラムを作成し進めるようにしていました。復習が必要な単元は、春、夏、冬の講習で補う形です。

2.指定校推薦で合格したBさん

公立中学校→公立高校→武庫川女子大学
Bさんは、中学校時代は教室で普通に個別指導の授業を受けていた生徒さんです。高校入試のときに志望校まであと一歩点数が届かずに、兵庫県の入試制度で第2希望の高校に回し合格の形で合格した生徒さんでした。合格が発表されたときは、本人もかなりショックで落ち込んでいましたが、高校に入ると運動部に所属し忙しくも楽しい高校生活を送るようになっていました。高校が家から少し遠かったことと運動部の練習が遅くまでやっていたこともあり、授業はオンライン授業に切り替えていました。高校入学前に学習の方針を相談し、高校では、学年上位をキープしようと目標を決めており、授業は、中3の3学の春休みから予習型の授業を進めていきました。オンライン個別指導でも基本的な進め方は変えず、学校の教材を中心に丁寧に予習し、クラブがあっても復習をきちんとこなしていくようにしていきました。学習進捗も週1回の科目ごとの授業の際に先生に報告してもらい、定期テストに向けて遅れがないように確認もしていました。そうしたコツコツと学習をした結果、学年10番以内をキープし、一般入試も考えていましたが、志望学部のある武庫川女子大学に指定校推薦で無事に決めることができました。

3.一般入試で早慶ダブル合格したC君

公立中学校→公立高校→早慶W合格
C君は東京の文京区に住んでおり、東京大学が徒歩圏内で、小さな頃から東大を目指すような意欲のある生徒でした。中学時代に学校の先生と反りが合わずになかなか内申点を上げることができずに、学区トップ校の受験が厳しい状況になり、スパッと中堅高校への進学に切り替えています。高校受験の年の1月はじめの頃は過去問も全て3周ほどしており、模試も常に偏差値65以上と志望校に対しては十分な成績を取っていました。自身の好きな科目の英語に関しては、受験直前期に関わらず高校の予習をしているような子でした。
C君は、予想通り高校を合格し、高校では上位のクラスに進み、トップ5をキープすることを宣言していました。オンライン個別指導では英語と数学を基本は受講していましたが、C君は先生とカリキュラムを決めると基本的にどんどん予習も自分で進めることができた生徒なので、わからないことを先生に聞くスタイルで授業を行っていきました。授業のうち20分くらいは、学習進捗の確認と勉強方法のアドバイスを受けて毎週の授業できちんとチェックし、補えていないところを次の週で潰していくことを毎回きちんとこなすことができていた生徒さんです。高校1年生から受験までほぼほぼペースをキープしたまま成績も宣言通りの成績を収めていました。基本的には、国公立大学を狙う力はあったのですが、彼の希望もあり、私学受験にし科目数を絞る。その代わり早慶は確実に合格するという方針を立てていました。その結果有言実行で早慶をW合格しています。

この代表的な3人のケースのように実際に指導していて、教室で指導できているから大学に合格できる・・・オンライン個別指導だから受からないということはなく、両者の間で手段が違うだけで大きな差はないと思います。手段に応じて生徒さんがどのように計画し、先生と実行していくかが合否を決めるポイントだと感じています。
ですので、オンライン個別指導という選択肢に悩んでいる方も自信を持って大学受験に挑んでもらえればと思います。